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週刊スーパーマーケットニュース カスミの無人店舗が「やさいバス」の拠点に

1週間のスーパーマーケットに関するニュースをまとめた『週刊スーパーマーケットニュース』。カスミが、野菜生産者と消費者を結びつけるマッチングサービスに参入する。同社無人店舗を新たに開設し、商品の受け取り場所“バス停”としての役割を担う。「やさいバス」の展開は“バス停”さえ設置すれば、無店舗地帯での営業を可能にするため、リアル店舗を補完する手足のような存在となり得る。移動販売に比べ、新物流システム採用の「やさいバス」は、需要と供給のバランスが取りやすいと思われ、ロスが少ないことに強みがあるかもしれない。(12月6日から12日までのニュースをまとめました)。

 

①カスミ/U.S.M.H
包括連携協定締結後に「やさいバス」の試験運用開始

 茨城県と1211日に包括連携協定を締結した同社は、協定の取り組みの1つとして、モバイルアプリ決済を利用した「やさいバス」事業を試験的に開始する。
 「やさいバス」は、やさいバス(静岡県牧之原市)が提供するマッチングアプリを利用して、生産者と消費者を結び付け、商品の出荷・受け取りについてはあらかじめ決めた“バス停”に、摂れたて野菜・果物を安く、鮮度よく、早く届ける物流サービス。やさいバスは「やさいバス」事業をすでに静岡県、神奈川県、長野県で行っていて、茨城県での試験運用については、カスミ、やさいバス、茨城県の3者の協働事業となる。
 具体的には、カスミが茨城県の支援のもとに、水戸市からつくば市内の重要施設へ、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスの「U.S.M.H公式モバイルアプリ」による決済を利用した、無人店舗の「オフィススマートショップ」を順次開設。「オフィススマートショップ」は“バス停”として、「やさいバス」の生産者と消費者をつなぐ場の役割と、カスミの取扱商品の出張販売所として、施設利用者の利便性向上を担う。

 

②バローグループ
「フタバヤ長浜店」オープン

 バローホールディングス100%の子会社で3店舗を展開するフタバヤが、今年3月実施した「近江店」に続き、「長浜店」を127日にリニューアルオープンした。
 リニューアルオープンに伴い同店は、生鮮の強化を軸に、フタバヤが強みとする惣菜のさらなる強化と地域商品の導入・拡大を図り、地域の消費者に支持される店舗をめざす。改装のポイントは、以下のとおり。

①生鮮の強化・・・・・野菜・水産売場を拡大し、地場野菜の販売を強化するとともに、これまで売場が手狭で十分な品揃えができなかった鮮魚の品揃えを拡大した。
②惣菜のさらなる強化・・・・・これまで注力してきた惣菜をより魅力ある部門とするため、売場を拡大し、新たな商品を導入した。
③日配部門の品揃え拡充・・・・・冷凍食品・アイスクリーム売場にリーチイン・ケースを導入し、品揃えを拡充。
④パブリック・スペースの導入
LEDなどの施設リニューアル

・所在地・・・・・滋賀県長浜市八幡中山町11411

 

③ハローズ
「佐古店」オープン

 徳島市のキョーエイ佐古店・ダイヤレーン跡地に1210日、ハローズ佐古店がオープンした。商業施設「ハローズ佐古モール」内に開業したもので、年中無休の24時間営業。同店を中心に100円ショップ「セリア」やドラッグストア「レディ薬局」など9店舗が出店する。
・所在地・・・・・徳島市佐古三番町1522
・駐車台数・・・186

④サミット
31弾となる「エコバック」発売

 201111月の発売以来、季節ごとに新たなデザインで発売してきた「エコバック」で、今回は「スノー柄」を124日に発売した。第31弾となる「エコバック」は、雪をモチーフにした冬バージョンのデザイン。これまで同社は、累計で252,000袋以上を販売している。

 

⑤マックスバリュ北海道
若者の海外での挑戦を応援する募金

 北海道のイオングループは1216日から来年22日までの期間、店舗および事業所165カ所で「ほっかいどう未来チャレンジ応援募金」を実施する。募金の寄付先となる「ほっかいどう未来チャレンジ基金」は、北海道に貢献する意欲ある若者の海外での挑戦を、官民一体となって応援するため、北海道が201612月に創設した基金。

 

⑥マックスバリュ東海
令和初の新年限定商品「臥龍梅 吟醸 純金箔入」発売、そのほかメニュー提案も

 「じもの(地域商品)」の開発と導入を積極的に進める同社は、三和酒造(本社・静岡市)と共同で開発した年末年始の食卓を彩る吟醸酒「臥龍梅 吟醸 純金箔入」を、127日から県内79店舗で発売した。継続的に取り組む「富士山ありがとうキャンペーン」の対象商品。

 1213日から15日までの3日間、味の素・三重県・マックスバリュ東海3者による『みえ・「勝ち飯」フェア』を開催する。同フェアは、味の素が長年培ってきたトップアスリート向けの栄養プログラムのノウハウを生かし、三重県産食材を活用して考案した“栄養バランスごはん”を提案する取り組み。店舗での提案メニューは、「中華風白菜と豚バラ肉の重ね鍋」、「白菜クリーム煮」、「回鍋肉」、「鯛のだし炊きご飯」など。