全国スーパー、8月の既存店売上高は0.3%減、5ヵ月連続のマイナス

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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 日本チェーンストア協会が発表した全国スーパー(加盟56社)の8月の売上高は、既存店ベースで前年同月比0.3%減だった。長雨が続いた前月の7.1%減からは持ち直したものの、月後半の台風の影響などで客足が減少、既存店売上高は5ヵ月連続のマイナスとなった。

 商品部門別では、食料品が1.4%減、衣料品が2.4%減。冷蔵庫やエアコンなど家電製品の販売が好調だった住居関連品は2.4%のプラスだった。食料品では総菜が0.1%の微増だったが、農産品はハクサイ、レタス、キュウリなどの動きが鈍く5.2%減、畜産品も鶏卵、ハム・ソーセージの販売が振るわず2.6%減だった。

 主な企業別の既存店売上高は、イオンリテールが3.4%増、イズミが0.9%増でいずれも2ヵ月ぶりのプラス、イトーヨーカ堂が2.0減で5ヵ月連続のマイナスだった。

主な総合スーパーの売上高(2019年8月、速報値)

前年同月比(%)、▲はマイナス

企業名 全店 既存店
イオンリテール 3.9 3.4
イトーヨーカ堂 ▲1.2 ▲2.0
イズミ 6.5 0.9

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