スギHD、3〜8月期の営業利益は14.8%増、50店舗を新設
ドラッグストア大手のスギホールディングス(HD)が発表した2019年3〜8月期の連結業績は、売上高が前年同期比8.1%増の2637億円、営業利益が14.8%増の147億円、純利益が16.9%増の104億円と増収増益だった。
関東・中部・関西エリアへの集中出店を進めており、期間中に50店舗を新設(3店舗を閉鎖)した。新規出店が増収につながったほか、調剤事業の拡大に向け診療所併設店舗を増やしたこともあり、調剤部門の売り上げが増えた。
利益率の高い調剤の売り上げが増えたことで、売上総利益は11.2%増えた。一方、調剤業務支援機器の導入で生産性が向上したことなどから販売管理費の伸びは10.4%増に抑えた。訪日外国人向けのマーケティングや品揃えを強化したことも、収益の底上げにつながった。
20年2月期通期の連結業績は従来予想を据え置いた。売上高は前期比6.5%増の5200億円、営業利益は8.5%増の280億円、純利益は2.0%増の183億円を見込む。