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週刊スーパーマーケットニュース フレスタがAI面接サービス導入し人手不足解消図る!!

1週間のスーパーマーケットに関するニュースをまとめた『週刊スーパーマーケットニュース』。人手不足解消と人材確保の難しさ、一方で非正規雇用者の比率が高いという現実に、果たして的を得た解決策があるのだろうか。従業員が集まらなければ店舗はつくれない、人口が減って、しかも収入が増えなければ、来店客数・頻度は減少する。思わず小売業の将来を考えてしまう。広島のフレスタの試みが少しでも前進することに期待したい(8月2日~8日のニュースをまとめました)。

①コープさっぽろ
サツドラとの業務提携で検討・協議を開始

 コープさっぽろは、サツドラホールディングスとの包括業務提携に関する検討および協議を開始することを決議し、合意書を締結した。
サツドラホールディングスは218店舗を展開し、2019年5月期の売上は846億4,900万円。コープさっぽろは今年12月までに業務提携契約の締結を目指している。
業務提携に関しての検討の内容および範囲は以下のとおり。

①取扱い品目の商流および物流統合への取り組み
②商品開発への取り組み
③決済・ポイントなどの各種サービスへの取り組み
④システム開発への取り組み
⑤関係会社の事業統合への取り組み
⑥両社が所有する資産の有効活用への取り組み
⑦地域的課題解決に向けたCSR活動などの連携
⑧上記以外の取り組み

②フレスタ
中国地方の小売業界で初のAI面接サービス導入

 フレスタ(広島市西区)は、広島県以外に在住する2020年度卒業見込みの学生を対象に、AI面接サービスを導入することにした。中国地方の小売業界では初めて。
就職活動で売り手市場が続くなか、自身が希望する業種や職種が多くある大都市圏の企業への就職を目指す学生が増えており、地方における採用は依然として厳しい状況にある。一方、潜在的にUターンを希望する学生も多くみられるが、「帰省する交通費」や「移動距離・時間」、「スケジュール調整が大変」といった負担から、採用試験を受けたくても受けられないという事態が発生している。
同社では、Uターン就職希望者の受験ハードルを下げるため、正社員新規採用者に対して、㈱タレントアンドアセスメントが開発したAI面接サービス「SHaiN」を導入する。24時間365日、世界中どこにいても受けられる仕組み。採用機会損失の減少や採用基準の統一が図れる。フレスタでは、AI面接サービスの活用により受験しやすい環境を整え、応募者拡大を図る。

③コープこうべ
太陽光発電の余剰電力買取を開始

 再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)の買取期間が終了する組合員の家庭を対象に、住宅用太陽光発電の余剰電力買取サービスを開始。「地域で作られた電気を、地域で消費する」取り組みを推進していく。

④ユーコープ
事業所を一般開放

8月3日、ユーコープを利用している組合員に向けて「夏休み♪おうちCO-OP感謝祭in静岡センター」を開催した。宅配で馴染みのある“おうちCO-OP”静岡センター(静岡市葵区)を一般解放し、施設見学会では朝礼の疑似体験や大型冷凍・冷蔵庫の探検や配達トラックの乗車体験、取引先出店による即売会、ユーコープで扱う商品の試食会など、夏祭りの雰囲気を創り出した。

⑤カスミ
8回目となる陸前高田七夕まつり体験学習

 出店エリアの子供たちが岩手県陸前高田の七夕まつりに参加し、現地の人たちと交流する「陸前高田七夕まつり体験学習2019」を8月6日から8日まで開催した。2012年に始めたこの体験学習は、今回で8回目。出店エリアの子供たちと従業員が東日本大震災の被災地の今を自分の目で見て感じ、津波や地震の体験を聞いて学び、まつりに参加して現地の人たちと交流して絆を深めることで、人と人とのつながりの大切さを五感で感じてもらうもの。子供たち、従業員の総勢244名が参加した。

⑥マックスバリュ西日本
「下松市こども未来WAON」の寄付金贈呈

 8月8日、昨年3月1日から今年2月28日までの「下松市こども未来WAON」利用金額の一部にあたる約42万円を山口県下松市に寄付した。2016年度分からの贈呈額総額は約174万円となった。手すり付き丸太ステップなどの遊具や15歳以下の子供を対象にしたお薬手帳といった「未来を創る子ども達の成長及び子育てを応援するため」の取り組みで活用される。

⑦日本生協連
機能性表示食品を新規展開

 健康に対する多様なニーズに応えるために、機能性表示食品を新規に展開する。第一弾として、血圧が高めの人に適する機能や、一時的な精神的ストレスの緩和が報告されているGABAを配合した機能性表示食品を、9月1日から順次発売する。

⑧ライフコーポレーション
夏の暑さをクールダウンする8月の“見て見て”商品

今年3月から毎月実施している“今月の見て見て”商品。8月は、福島県産の枝豆や希少価値の高い「金華さば」を使った太巻鮨など、夏の食卓に合うさっぱりとした商品が登場した。

<首都圏>

<近畿圏>

⑨マックスバリュ東海
夏にぴったりチルドリカーを発売

8月10日からマックスバリュ限定商品として、夏にぴったりのチルドリカー「たかさご 誉富士 特別純米 生原酒」と「甲州生ワイン シュールリーにごり」を発売する。同社は地域密着経営推進の中心的な取り組みとして、食を通じた地域への貢献を果たすべく、「じもの」の商品開発と導入を積極的に進めていて、今回はそれぞれ、富士高砂酒造とシャトー勝沼と共同で開発した。