週刊スーパーマーケットニュース ライフが川崎ルフロン店をオープン
1週間のスーパーマーケットに関するニュースをまとめた『週刊スーパーマーケットニュース』。ライフコーポレーションが本一色店(東京都江戸川区)に続き、川崎ルフロン店をオープンする。両店とも商圏特性ゆえに出来立ての簡便商品を全面的に打ち出したが、惣菜や即食をアピールしてきたコンビニエンスストア(CVS)や専門店は多い。競合店を、スーパーマーケット(SM)としての総合力で圧倒するのか、CVSが得意とするカテゴリーで優勢に立つのか、首都圏での出店だけに注目したい(7月26日から8月1日のニュースをまとめました)。
①ライフコーポレーション
川崎ルフロン店をオープン
オフィスワーカーから近隣居住者まで幅広いニーズをくみ上げた川崎ルフロン店が、8月3日にオープンする。JR川崎駅近くの商業施設「川崎ルフロン」への出店で、首都圏では120店目となる。
同店はJR川崎駅東口から約150mの商業施設内に位置する。1km圏内は単身世帯比率が58.1%、2人世帯比率が19.7%と全体の8割弱が少人数世帯で、30歳代・40歳代が多く居住する。商圏の特性を踏まえ、オフィスワーカーの昼食ニーズを満たすとともに、出来立ての簡便商品などの品揃えに重点を置いた。
特徴は大きく4つ。ひとつは、同社初の「サラダバイキング」を導入したこと。対面式にして農産売場に設置した。野菜と果物のなかから欲しいものを欲しい分だけを組み合わせられ、選ぶ楽しさが提供される。2つ目が、昨今の健康ブームに伴い、各売場で健康を意識した商品を取り揃えた。3つ目が、安心して買い物ができるよう新鮮な商品を豊富に用意した。4つ目が、さまざまな食事シーンに合わせられるよう、一度で食べ切れる・使い切れる少量目商品を豊富に取り揃え、手ごろな価格で提供する。
- 所在地・・・・・神奈川県川崎市川崎区日進町1-11 1F
- 売場面積・・・1,312㎡
- 年商目標・・・23.1億円
- 駐車台数・・・300台(共有)
- 従業員数・・・81名(社員15名/パートナー66名)
②マルエツ
「栄養の日」に向けてメニュー・イベントを開催
マルエツは今年も公益社団法人日本栄養士会と協働し、8月4日の「栄養の日」に向けて、美味しくヘルシーなメニューを紹介するイベントを開催する。
イベント開催日は7月27日と8月4日。8月4日の「栄養の日」は、「キッチンいーとぴあ」設置店舗(16店舗)で行われる。8月1日から7日までの1週間、日本栄養士会と協働してのイベントとなる。
同社は、食と暮らしを豊かにする情報発信と実践の場として、1991年から料理&カルチャー教室「いーとぴあ」を運営。「いーとぴあ」には管理栄養士・栄養士が在籍し、ひとり一人に合った食生活を専門的な立場からアドバイスする講座や健康料理教室講座を用意している。また、店舗で販売する旬や話題の商品を使用したメニュー提案コーナー「キッチンいーとぴあ」を16店舗に設置している。
③ユーコープ
全店舗がフードドライブに参加
生活協同組合ユーコープ(本部・横浜市)は、今回で8回目を迎えるフードドライブの取り組みを全店98店舗で実施する。
“フードドライブ”は、家庭に眠っている食品を学校や職場、店舗などの募集受付施設に集め、フードバンクに寄付する食品寄付活動。ユーコープでは8月1日から31日まで、店内にフードドライブ専用の回収ボックスを設置し、来店者に協力を呼びかける。今年1月のフードドライブでは81店舗が参加し、3トン以上の食品が集まった。対象となる食品は、「組合員から寄せられた未開封の食品で、賞味期限が2ヵ月以上残っているもの」、「店舗の破袋米と陳列限界を過ぎた米」の2種類。
④サミット
「総菜総選挙」の当選は“メンチッチ新選組”
7月3日から7日の5日間で投票を実施した「総菜総選挙」で、顧客の投票によって“メンチッチ新選組”が掲げた公約「8種類のメンチカツを超特価 本体価格68円で販売します」が、1位に選ばれ当選した。この結果を受けて、公約どおり7月31日から8月4日まで特売を実施する。なお、総投票数は22,333票で、“メンチッチ新選組”には6,929票が投じられた。
⑤サミット
個店キャンペーンを実施
サミットは今年も、店長と顧客の絆をより深める「個店企画キャンペーン」を実施する。2015年の開始以来、毎年好評の企画で、今回の実施日は店舗により異なるため、店頭ポスターで告知する。このキャンペーンは、地域の顧客との絆づくりを目的に、取引先の協力を得て、店長が応募者を各種教室やセミナー、イベントに招待するもの。