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サムスン電子、第2四半期は56%営業減益の見通し 予想より小幅減

サムスン電子
7月5日、韓国のサムスン電子は、第2・四半期の営業利益が前年同期比56%減の6兆5000億ウォン(56億ドル)になるとの見通しを示した。写真はサムスン電子のロゴ。メキシコの同社工場で6月に撮影(2019年 ロイター/Jorge Duenes)

[ソウル 5日 ロイター] – 韓国のサムスン電子は5日、第2・四半期の営業利益が前年同期比56%減の6兆5000億ウォン(56億ドル)になるとの見通しを示した。リフィニティブ・スマートエスティメートの予想(6兆ウォン)を上回った。

アナリストは、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]へのメモリーチップ出荷の減少が供給過剰に拍車をかけ、チップ価格の下落圧力につながったとみている。

規制当局への提出文書によると、サムスン電子は営業利益にはディスプレー事業の一時利益が含まれるとしているが、詳細には言及していない。

アナリストによると、サムスン電子はアップルに販売したディスプレーパネルに関連して約8000億ウォン相当の返金を受けた。両社が合意した販売目標をアップルが達成できなかったためという。

サムスン電子は米中貿易戦争のあおりを受けており、日本政府による韓国向け半導体材料の輸出規制強化によっても打撃を受ける可能性がある。

第2・四半期の売上高は前年比4.2%減の56兆ウォンになる見通し。リフィニティブ予想は54兆4000億ウォン。

サムスン電子は7月下旬に第2・四半期決算の詳細を発表する。