矢野経済研究所の調べによると、2020年度の国内玩具市場(主要9品目、メーカー出荷額ベース、輸出を除く)は前年度比13.4%増の7262億円だった。コロナ禍による巣ごもり需要で2ケタの増加となった。
9品目のうち市場規模が最も大きいテレビゲームが、26.2%増の3850億円と全体を引っ張った。テレビゲームを除く8品目でも、1.8%増の3412億円と前年度を上回った。
テレビゲームを除く8品目では、ジグソーパズルが61.6%増、模型・ホビーが16.0%増、アナログゲームが15.0%増と2ケタの伸びを示した。一方、男児キャラクター・男児玩具市場は、トレーディングカードゲームが引き続き好調だったものの目立ったヒット商品がなく、7.2%の減少となった。
21年度の市場規模について同研究所では、主要9品目で3.4%増の7509億円、テレビゲームを除く8品目で7.2%増の3659億円を見込んでいる。