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2021年の既存店売上高、全国スーパーは2.3%増、百貨店は5.8%増

千葉のスーパー
日本チェーンストア協会が発表した全国スーパー(加盟56社)の2021年の売上高は13兆2134億円で、既存店ベースでは前年比2.3%増だった。千葉県で昨年5月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 日本チェーンストア協会が発表した全国スーパー(加盟56社)の2021年の売上高は13兆2134億円で、既存店ベースでは前年比2.3%増だった。0.9%増だった前年より伸び率が高まり、2年連続のプラスとなった。

 商品部門別では、主力の食料品が1.9%増、住関品が2.9%増で、衣料品は1.9%減と前年割れだった。また、四半期別では1〜3月が前年同期比0.2%増、4〜6月が3.5%増、7〜9月が2.5%増、10〜12月が2.6%増だった。

 一方、日本百貨店協会が発表した全国百貨店の21年の売上高は4兆4182億円で、既存店ベースでは5.8%増だった。前年が25.7%減と大幅に落ち込んでいた反動で、4年ぶりに前年実績を上回った。ただ、19年と比べると21.5%減で、コロナ前の水準には及ばない。

 なお、21年12月の月次売上高は、全国スーパーが既存店ベースで前年同月比1.7%増と2カ月連続のプラス。全国百貨店は8.8%増で、3カ月連続のプラスだった。