全国スーパー、11月の売上高は2.8%増、3カ月ぶりのプラスに

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千葉のスーパーマーケット
日本チェーンストア協会が21日発表した11月の全国スーパーマーケット総販売額(56社、1万1882店)は、店舗調整後で前年比2.8%増の1兆0868億円となった。写真は千葉のスーパーマーケットで昨年5月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 日本チェーンストア協会が発表した加盟56社の11月の売上高は、既存店ベースで前年同月比2.8%増だった。前年実績を上回るのは3カ月ぶり。

 新型コロナウイルス感染者の減少により、行動自粛が解除されたこともあって内食需要は減少傾向にあるものの、主力の食料品は総菜などの動きがよかった。気温低下で衣料品は季節商品の一部に動きが見られたほか、住関品もまずまずの動きだった。

 商品部門別では、食料品が1.5%増。生鮮3部門はマイナスだったが、総菜が7.1%増とけん引。加工食品などその他食品も1.8%増だった。衣料品は1.2%増、住関品も0.5%増といずれもプラスだった。

 一方、全国スーパーマーケット協会など3団体がまとめた食品スーパー270社の11月の売上高(速報値)は、既存店ベースで1.5%減と3カ月ぶりの前年割れとなった。総菜は2.3%増と健闘したが、巣ごもり需要縮小で生鮮3部門が3.2%の減少。日配食品と一般食品もマイナスだった。

 コロナ禍前の19年11月との比較では、既存店売上高は1.9%のプラスだった。

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