週刊コンビニニュース セブン、ファミマ、ローソン3社が生乳大量廃棄問題で支援策
一週間のコンビニエンスストア(CVS)に関するニュースをまとめた週刊コンビニニュース。年末年始、生乳がかつてない規模で余り、大量廃棄が懸念されている。その量5000トン。牛乳離れ、コロナ禍での需要回復の遅れ、冬休みによる学校給食用の消費減少というトリプルパンチである。
そうしたなか、CVS3社が動き出した。セブン-イレブンは12月25日〜翌年1月5日までセブンプレミアム の各種牛乳を20円引きで販売。ファミリーマトは、12月28日から翌年1月10日までの期間、「FAMIMA CAFÉ」のコーヒー各種購入者に「カフェラテLサイズ/ブレンドLサイズ30円引レシートクーポン」をプレゼントする。「カフェラテ」は生乳100%のミルクを使用していて、同企画を実施することで、前年同時期比較で約120トン生乳消費量を増やす計画だ。短期間で大きな値引きを行うのがローソンだ。同社は12月31日と1月1日の2日間、国産生乳100%使用した「マチカフェホットミルク」を、半額の65円(税込)で販売する。昨年3月に行った半額販売では、12日間の合計が150万杯の販売数となり、好評を得た。
3チェーン合計で全国に5万店超あるため、各社の施策は大きな成果を生みそうだ(12月21日〜27日のニュースをまとめました)。
ファミリーマート
①「ありがとうの手紙コンテスト2021」の結果発表
②「もっと美味しく」した人気のフラッペ
ファミリーマートが、地域社会とともに子どもたちの成長を支援し、感謝の気持ちが溢れる地域社会づくりに貢献することを目的に、2009年から小学生を対象に行っている「ありがとうの手紙コンテスト」。13回目となる今年は、全国の1,846校・団体から3万3,979通の手紙が寄せられ、12月6日の最終審査会で、「最優秀作品賞」21作品、「審査員特別賞」35作品が選ばれたほか、ファミリーマート創立40周年を記念した「40周年記念賞」を40校・団体が受賞した。「最優秀作品賞」と「審査員特別賞」はホームページでも紹介。
ファミリーマートはまた、2014年から発売し、累計販売数2億個を超える、コーヒーマシンのミルクでつくる「FAMIMA CAFÉ」のフラッペシリーズから、今年発売して好評となった「リッチフラッペストロベリー」と「クッキーバニラフラッペ」を合体させた「ストロベリー&クッキーバニラフラッペ」(税込320円)を、12月26日に発売した。いちご果肉とクッキーのゴロゴロ食感を同時に楽しめるフラッペ。
ローソン
①余剰のクリスマスケーキを寄贈
②おせちを医療従事者へ寄贈
③「いちごの日」に合わせてフェアを開催
ローソンは、12月24日と25日のクリスマスに合わせ、全国フードバンク推進協議会を通じて、食品の支援を必要としている家庭やこども食堂・児童養護施設・障がい者福祉施設、藍野大学(大阪府茨木市)の学生さんに向け、店頭で予約を受け付けたクリスマスケーキの余剰分を寄贈した。クリスマスケーキの寄贈は昨年に続き2回目。
同社はまた、一人前のおせちを3つセットした、取り分け不要な個食用おせち「加賀兎郷監修 和洋おせち三客セット」を12月27日、慶應義塾大学病院の医療従事者へ寄贈。また、支援を必要とする子どもたちのために、こども食堂などの継続運営をサポートする「こどもの居場所サポートおおさか」に、12月29日以降、同商品を寄贈する。
ローソンはまた1月4日から、「いちごの日」(1月15日)に合わせ「ローソンでいちご狩り!」フェアを開催。今回のフェアでは、国産いちご3.5粒を使用したスイーツサンド「苺カスタード」(税込395円)や、いちごの生地とソースで甘酸っぱい味わいにした「おぼれクリームのパンケーキ(いちごの味わい)」(265円)、ホイップといちごソースをサンドした「いちごメロンパン」(150円)など、いちごを使った商品計14品を発売する。