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「ありもののデータ」から新しい ソリューションを生み出す方法

桂 幸一郎(エイトハンドレッド)
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 「データドリブン思考」が普及した今でも、「こんなデータがあるのですが何かよい活用方法はありませんか?」と、相談を受けることがあります。データを活用する際の意図を明確にしないまま「何か使えないか?」と考えることは、あまりよくない向きもありますが、筆者はこうしたありもののデータから素晴らしいソリューションを生み出した例をいくつも聞いたことがあります。

 今回はそのありもののデータをうまく活用した事例と活用法を生み出すためにどんなことが必要かを考えてみたいと思います。

データ分析 イメージ
業務に精通していることが前提だが、当たり前のことを当たり前と思わずに批判的な視点で考えることで、データの新たな活用価値が生まれてくるかもしれない

需要予測データから生まれた優れもの

 まず紹介するのが、「押し込み販売最適化分析」です。この手法は、トルコのリテールサイエンス企業がヨーロッパの小売チェーンに提供したのがはじまりだったと筆者は記憶しています。

 「押し込み販売」とはメーカーが

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