QBハウスの「FaSS」が「ニュウマン高輪」に出店 さらなるブランド価値向上ねらう
10分カット専門店「QB HOUSE」を展開するキュービーネットホールディングス（東京都／北野泰男社長 以下、キュービーネットHD）が手がけるヘアカット専門店「FaSS（ファス）」が9月、JR「高輪ゲートウェイ」駅前の「NEWoMan（ニュウマン）高輪」（東京都港区）に、「FaSS ニュウマン高輪店」（以下、ニュウマン高輪店）をオープンした。カットとスタイリングに特化し、これまでより席数を増やしたほか、地域料金の導入など新たな施策も取り入れている。
話題の「ニュウマン高輪」に出店
「FaSS」は、パーマやカラーを行わず、短時間でのヘアカットとスタイリングに特化した美容室ブランドである。現在は東京都・神奈川県を中心に12店舗を展開し、「アトレ」や「マルイ」といった都心の駅ビルへの展開が中心となっている。2025年5月の「田無アスタ店」（東京都西東京市）を皮切りに、試験的に郊外の大規模商業施設への出店も開始している。
そうしたなかでニュウマン高輪店は、新規開業した都心部の大型商業施設内という新たな立地への出店となった。既存店とは異なる施策も一部導入しており、たとえば施術料は「地域料金」を取り入れ、既存店では20分2600円（以下税込）のところ、2800円とした。また、席数は4席程度が標準のところ、ニュウマン高輪店では6席を備えている。
21年のブランド立ち上げ当初は、20〜40代の男女を主なターゲットとしていたが、実際の利用者層は立地によって大きく異なるという。ある店舗では50代以上の女性が主要顧客となるなど、「FaSS」は幅広い世代に受け入れられる傾向を見せている。「ニュウマン高輪」が位置するエリアはマンション開発が進み、核家族世帯が多いのも特徴である。松田氏は「親子連れでのカット需要も見込んでおり、親子で利用しても4000円程度に収まる」と話す（補足：キッズカットは小学生まで1850円）。
取材・文
大学卒業後、社会の荒波にもまれる日々を経験。そこで書籍や会報誌の編集に携わるうちに、メディア事業への興味が芽生え、今に至る。
趣味は喫茶店巡りと散歩。喫茶店での一杯のコーヒーや、街角の散策を生きがいとしている。
これまで全都道府県を制覇するという小さな目標を達成した。何かを極めたり、制覇したりすることには、なぜか人一倍の熱意を注いでいる。
最近の悩みは、ここ数年で増えた体重との戦い。健康の大切さを意識しつつも、喫茶店のコーヒーに合わせたスイーツや、ランチの大盛りがやめられない。今日もまた元気に「大盛で！」と注文しつつ、明日こそ控えめにしようと心に誓っている。
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