速報!ファミリーマート社長交代会見 細見研介新社長、澤田貴司氏が語ったこと
細見社長が語るファミリーマートの課題認識
–細見社長から見て、ファミリーマートの現状の主に商品面での課題は何か。
細見 1つひとつの精度をさらに上げていくことが必要だ。たくさんの評価を頂いている商品もあるが、まだまだ他チェーンの物と比べると至らない部分がある。そういう部分に耳を傾け、努力していく必要があると考えている。
–例えば3年後を想定して、ファミリーマートはどんなコンビニエンスストアになっているか。
細見 近々の課題は、世界的に深刻化する中でコロナ禍をどう切り抜けていくのか。そして、デジタル化をどういう形で進展していくのか。これらを見極めないことには3年後を語るには早いのではないかと考えている。ネットとの融合は間違いなく進んでいく。デジタル化についてはテクノロジーの急激な進歩があるため、活用しながら「削る」部分を進めていきたい。
世界的に「リアルの売場」が変わってきている。サッカーをしていたつもりがいつの間にかラグビーをしていたような(ゲームのルールに)変化だ。ライフスタイルの変化に伴って、リアルの売場に対する消費者が求めることが変わってくる。そうした変化をつぶさに研究中で自然とファミリーマートは変容していくと考えている。
–デジタル化を進めるなか、最初にやりたいことは。
細見 サプライチェーンの再構築に着手をしている。デジタルの技術を駆使し、コストの削減を一番最初にやっていきたい。