速報!ファミリーマート社長交代会見 細見研介新社長、澤田貴司氏が語ったこと

2021/01/18 10:56
    ダイヤモンド・チェーンストア編集部
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    伊藤忠商事の100%子会社となったファミリーマートの新社長に、伊藤忠商事出身の細見研介氏が3月1日付で就任する。1月18日、細見氏と副会長に就任する澤田貴司氏が出席した記者会見で語られたことをまとめた。コロナ禍で日版が5万円程度減少する厳しい環境下で、細見氏はファミリーマートをどのように改革していく考えなのか?

    左が細見研介新社長、右が副会長に就く澤田貴司氏
    左が細見研介新社長、右が副会長に就く澤田貴司氏

    澤田 2016年9月に社長に就任以降、ブランド転換や構造改革、加盟店支援など様々な改革を実行してきた。この間、社員の皆さん、加盟店の皆さんには多大なご協力を頂いた。
     2021年、ファミリーマートは40周年を迎える。この新しい年に新しい体制で布陣を強化し、良い会社にしていこうということで社長交代を実行するに至った。
     細見新社長には、社長就任以降、多大なバックアップを頂いた。新しい体制を組んだことで、今以上にファミリーマートとして力を合わせ、素晴らしいチェーンを築いていきたいと考えている。

    細見 澤田社長の後任として3月1日より、ファミリーマートの社長を拝命する。1981年にファミリーマートの称号で事業を開始して以来、今年は40周年の節目の年だ。ECなど競争の激化、コロナ禍などで人々のライフスタイルが急激に変化している中で、嵐の中の船出となるが、次の10年の成長の礎を築くことが役目だと考えている。 
     (コロナ禍で)コンビニエンスストア業界は大きな困難に直面している。当社は環境の変化に迅速に対応するため、株式非公開化の対応を2020年行った。このような状況で「一発逆転」の策はなく、基本に立ち返り、小さな種を撒き続ける努力を続けることしかないと考えている。ファミリーマートの40年は、合併を伴った急拡大の歴史でもある。今までも様々な困難があったが、加盟店と一丸となり苦境を乗り越えてきた。これからやるべきことを、「稼ぐ」「削る」「防ぐ」の観点で整理し明確化する。「商品開発」「利便性」「親しめるお店」の3点を重視していく。地域への貢献とは何かを追求し、加盟店と本部とで共有していくことが大事だと考えている。

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