感染症予防関連マーケットが拡大する理由を日本チェーンドラッグストア協会池野会長が語る

小木田 泰弘 (ダイヤモンド・ドラッグストア 編集長)
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衛生に対する意識が高まる

Zephyr18/ istock
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――新型コロナウイルスはいまだ収束の気配を見せない。

「ウィズコロナ、アフターコロナはどうなるかとよく聞かれる。一人ひとり価値観が異なるので一概にはっきりとはいえないが、間違いなく変わっていくのは衛生に対する意識だろう。日本だけではなく世界的に強まると考えている。今ではみながマスクをして、1日何回も手指を消毒している。このような環境はずっと続くだろう。そうすると感染予防関連のマーケットは大きくなっていく。一方で、衛生に対する意識が高まった結果、今年の13月は風邪薬があまり売れなかった。多くの人が家で過ごしたり、外出時はマスクをして手指の消毒をしたり、予防を徹底した結果だ。働き方も変わっていくので、消費のあり方も当然変わっていく。アフターコロナを予想するのはとても難しいが、さまざまなものが変わることは間違いない」

――DgS業界の来年春の新卒採用の状況について。

「業界全体を把握しているわけではないが、各社とも前年と同じ程度の採用数を計画しているようだ。DgS業界はまだまだ人手が足りない状況だと考えている」

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記事執筆者

小木田 泰弘 / ダイヤモンド・ドラッグストア 編集長

1979年生まれ。2009年6月ダイヤモンド・フリードマン社(現ダイヤモンド・リテイルメディア)入社。「ダイヤモンド・チェーンストア」誌の編集・記者を経て、2016年1月から「ダイヤモンド・ドラッグストア」誌副編集長、2020年10から同誌編集長。

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