ネット時代、ショップチャンネルのテレビライブ放送が好調な理由
キャスト・ゲスト・視聴者の3者で番組づくり

そこで重要な役割を担っているのが、キャストと呼ばれる商品を紹介する進行役とコールセンターの存在だ。24時間稼働のコールセンターは商品の注文を受けるだけでなく、番組視聴者から届く「こっちの商品も見せてほしい」という要望や、「ポケットの中はどうなっているの?」といった質問を受け、瞬時に番組ディレクターを経由してキャストに伝える役割を果たす。
「テレビというと一方通行のメディアというイメージが強いと思うが、私たちが今掲げているテーマは『双方向型』。キャスト、商品のベンダーやメーカー側からのゲスト、お客さまの3者で番組をつくっている。テレビ放送でありながらもお客さま参加型の番組になっていて、ご要望に合わせてリアルタイムに演出を変えている」のだという。
さらに、テレビ画面上に映し出されるQRコードを読み取れば、手元のスマートフォンを利用して気軽にコメントを投稿することもできる。
「『こんな商品待っていました!』『いつも見ています!』といった感想や応援メッセージを寄せてくれる視聴者が多い。いただいた投稿は番組内で紹介していくので、番組に参加できて楽しい』と大変好評を得ていて、まさに双方型で楽しんでいただけていると感じている」





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