週刊コンビニエンスストアニュース ミニストップ、購買意欲をくすぐる「トクスルビジョン」導入
ミニストップは、LMIグループ(東京都港区)が展開するリワード提供型リテールメディア「トクスルビジョン(旧AdCoinz®)」を12月3日から導入した。商品やサービスの価格が上昇するなか、店舗戦略とリワード型リテールメディアを掛け合わせて店舗のサイネージに採用したもので、生活者を応援する「生活応援情報メディア」として機能させていく。消費者と広告主、店舗をスピーディーかつ効果的に結びつけることに特徴があり、消費者はQRコードのスキャン、アプリのダウンロード、フォームの記入などのアクションを行うことで、その場でクーポンなどのリワード(reward)を獲得できる。広告主は消費者にアクションを促すだけでなく、リード獲得(購入見込みのある顧客情報)と広告効果の評価に関するデータを収集でき、店舗は広告収益を得るほか、消費者によるリワードを活用した追加の購入も期待できる。(12月3日~9日までのニュースをまとめました)
ミニストップ
朝食にピッタリのスコーン
しっとり感のスコーンに、人気の「甘熟王バナナ」を使用したバナナカスタードをサンドした「生スコーンサンド バナナ」(税抜188円)を12月3日から発売。芳醇なバナナの香りや濃厚な味わいを楽しめるスイーツ。
「贅沢ハーブのローストチキンレッグ」
4種のハーブと4種のスパイスで味付けし、フライすることで、外はパリッと、中はジューシーな食感に仕上げた。クリスマス前の12月6日発売で税抜398円。
セブン-イレブン
バイオ燃料を活用して店舗配送
店舗へ配送するトラックにバイオ燃料を活用する取り組みを、12月3日から茨城県牛久市および周辺を走行する配送車両の一部で開始した。バイオディーゼル燃料(BDF)5%混合軽油(B5)を活用して走行するもので、BDFが植物由来の廃食油から製造されることから、使用に伴うCO2排出量は実質ゼロになる。また、B5についてもBDFが5%配合されているため、CO2の排出量削減効果が期待できる。廃食油については、牛久市が中心となり、近隣の9自治体と連携して学校給食や一般家庭、民間事業者などから回収。廃食油から製造されたB5を、水海道市内の共同配送センターを出発する配送トラックに給油して店舗配送を行う。
鉄道による商品配送を開始
12月10日から、都内を走る京王電鉄井の頭線駅構内の京王ストア運営のセブン-イレブン店舗への商品納品について、鉄道による商品配達の実証実験を開始する。京王運輸の配送員が永福町駅で電車に商品を積み込み、出店する一部の駅(3駅)で降車して納品。開始時はチルド温度帯の商品を対象にするが、取り組みを踏まえ、対象カテゴリーの拡大についても検討していく。