週刊コンビニエンスストアニュース セブン-イレブン、垂直ソーラー発電の効果検証を開始

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 (株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア)
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エア・ウォーター(大阪府)が開発した垂直ソーラー発電システム「VERPA(ヴァルパ)」を活用し、8月下旬から積雪地店舗での太陽光発電の有効性に関する実証実験を開始する。積雪の影響を受けにくいとされる垂直設置が可能なソーラー発電システムを採用して効果を検証する。有効性が認められれば、現在、全店舗の4割に相当する約9000店舗での太陽光発電パネル設置店舗が一気に拡大する可能性を持つ。平置き型・傾斜型と比べても年間発電量に大差はなく、CO2排出量は1店舗当たり約15%ほど削減できる見込みだ。導入店舗は宮城県と山形県の2店舗である827日~92日までのニュースをまとめました)

セブンイレブンの外観

セブン-イレブン
太陽電池搭載配送トラックの実証実験

 店舗へ配送するトラックに太陽電池を搭載した実証実験を、8月から新たに宮崎県と鹿児島県にも拡大した。202312月から、チルド米飯福岡センターが使用する2tトラック1台の車体上部に太陽電池を搭載し、発電した電力を車両走行に活用することで、CO2削減の取り組みと効果検証を行ってきた。日照時間が長いエリアをカバーするチルド米飯宮崎センターと、降灰エリアをカバーするチルド米飯鹿児島センターの2拠点を追加し、2tトラック計6台で実験を進めていく。

地元木材を活用した「福岡ももち店」をオープン

 福岡市内に8月29日、次世代環境配慮型店舗として、福岡市産木材を主とした国産木材を活用し、省エネ、創エネ、蓄エネの設備を備えた木造店舗「福岡ももち店」をオープン。建物の躯体、内外装に木材を活用した木造店舗で、店舗の建築および解体におけるCO2排出量を、標準工法(軽量鉄骨工法)と比べて約15%の削減を見込んだ。また、太陽光パネルの設置や、省エネにつながる店内設備や新たな蓄電池設置なども複合的に搭載し、店舗運営における電気使用量とCO2排出量をいずれも約50%削減する。

ファミリーマート
「絶品おむすび」を4品発売

 8月27日から順次、和食の名店「賛否両論」と洋食の名店「上野精養軒」監修の「絶品おむすび」4品を発売。第1弾では、「賛否両論」監修の「ごちむすび 一本釣り®近海まぐろのツナ いぶりがっこ入り」(税込240円)、「上野精養軒」監修の「ごちむすび 銀鮭のムニエル風(タルタルソース)」(同258円)を発売した。

16種類をラインアップした「ファミマのお芋掘り」

 秋の恒例キャンペーンとなった「ファミマのお芋掘り」。今年は、スイートポテトペーストとホイップクリームをサンドした「紅はるかのスイートポテトサンド」(税込368円)や、ミルクティーに小さくカットしてお芋の食感が味わえるようにした「いもミルクティー」(同290円)などの新商品9種類を加え、全16種類のお芋商品を取り揃えて93日から開催する。

「コンビニエンスウェア」から秋の新商品

 秋の新商品として、強燃糸を使用した婦人用リブソックス(税込429円)がラインアップに加わったほか、以前に販売して評判となったアーガイルソックス(同429円)の新デザインや、今治タオルハンカチ(同660円)の新柄も登場。830日から発売を開始した。

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記事執筆者

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

ダイヤモンド・チェーンストア編集部は、業界をリードする提案型編集方針を掲げ、小売業の未来を読者と共に創造します。私たちは単なるニュース伝達に留まらず、革新的なビジネスモデルやトレンドを積極的に取り上げ、業界全体に先駆けて解説することを使命としています。毎号、経営のトップランナーへの深掘りインタビューを通じて、その思考や戦略を読者に紹介します。新しくオープンする店舗やリニューアルされた店舗の最新情報を、速報性と詳細な分析で提供し、読者が他では得られない洞察を手に入れられるよう努めています。私たちの鋭い市場分析と、現場の細部にわたる観察を通じて、注目すべき店舗運営の秘訣を明らかにします。

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