週刊スーパーマーケットニュース 駅高架下の商業施設への出店が各社で進む
ダイエーは6月末、阪急電鉄千船駅高架下の商業施設に「イオンフードスタイル」をオープンする。東武ストアは今秋、東武スカイライン竹ノ塚駅高架下の商業施設「EQUiA竹ノ塚」に出店する。2社に限らず、都市圏の鉄道各社は、沿線駅の乗降客の増加や駅の老朽化などを背景に、高架下を含む駅全体の設計を見直している。新しい商業施設を駅にジョイントさせることも一策で、鉄道系列だけではなく非系列のスーパーも、駅商業施設への出店が進む可能性が高い。便利性とスピーディー、ワンストップショッピングをどう描けるのかが焦点になるだろう。(5月24日~30日までのニュースをまとめました)
コープさっぽろ
宅配事業で冷凍商品の取り扱いを2倍に拡大
宅配システム「トドック」での冷凍商品の取り扱いを強化する。新カタログ「冷凍品いつでもトドック」を配布し、5月27日から注文受付を開始した。これまで取り扱ってきた冷凍商品は700品目だったが、今回から2倍の1400品目に増やした。電子レンジで調理が可能な総菜や弁当をはじめ、時短料理に便利なカット野菜、保存しやすい肉や魚介、自然解凍で食べられるスイーツなど、幅広く取り揃える。
地産地消再エネ電力供給を開始
北海道における持続可能なエネルギー供給の実現に向けた新たな一歩として、道内に最大200ケ所のオフサイト型太陽光発電所を建設し、発電された再生可能エネルギーを店舗に供給する。第1号のコープさっぽろ北見市留辺蘂町瑞穂発電所が5月31日から稼働を始め、今後は順次稼働させて各店舗へ送電する。この取り組みにより、店舗事業で使用する電力の14.13%に当たる19GWh/年を自前化し、地産地消型の再エネ電力普及を推進する。すべての発電所が稼働した場合のCO2削減量を、年間約5900トンと見込んでいる。
カスミ
「フードスクエアカスミ越谷レイクタウン店」
をリニューアル
カスミは「フードスクエアカスミ越谷レイクタウン店」を約1ケ月かけて改装を行い、6月1日にリニューアルオープンする。今回のリニューアルでは、「美味しそう、食べてみたい、幸せな食卓」をキーワードに掲げる。「安全・安心・健康」「品質・鮮度・味」にこだわった商品やメニューの提案を積極的に行い、便利で居心地の良い店づくりを進めていく。主な売場のリニューアルポイントは以下のとおり。
<鮮魚コーナー>
旬の魚の刺身、鮮度のある近海魚の販売や、新鮮なネタを使用した魚河岸の鮨コーナーを展開。冷凍真空加工の干物や漬魚などを鮮度の良い状態で提供する。
<デリカコーナー>
こだわりの具材を詰め込んだ店内で握る手づくりおにぎりや、店内焼き立て揚げたて商品のバラ販売など、各部門が連携して手づくり総菜を品揃える。
<青果コーナー>
旬のおすすめ野菜や果物のほか、簡単・便利なカット野菜や店内加工のカットフルーツ、フルーツタルトを展開する。
<精肉コーナー>
精肉加工センター内専用工場で商品化したオーストラリア産の内もも肉を使用し、味付けしたローストビーフや、つまみに最適な「OTEGARU MEAT」など、豊富に取り揃える。
<D’s BREAD>
ベーカリーコーナー「D’s BREAD」を新設した。BLΛNDE店舗で人気のパンや新商品メニューなど、焼き立てを提供する。また、窯焼き手づくりピザ、ティータイムや土産にも最適なデニッシュなど、品揃えを豊富にして展開を拡大する。
- 所在地……埼玉県越谷市レイクタウン7-3-2
- 売場面積…586坪
- 年商目標…22億円
- 営業時間…9時~24時
- 駐車台数…120台
- 従業員数…正社員17名、パート・アルバイト57名(7.75時間換算)