フードホールとコンセプト店舗を展開、ぐるなびが実店舗ビジネスを拡げる理由とは
ぐるなびの強みを活かす
20年以上に渡って培ってきた飲食店との太いパイプがあるからこそ、出店してくれる店もある。「GURUNAVI FOODHALL WYE 栄に出店して頂いているタイチ食堂さんは、今まで商業施設に出店したことはなかった。しかし当社の営業担当と話すうちにメリットを感じて頂けた。今は他施設への出店を含め、3店舗にまで拡大している」(池田氏)
闇雲に出店を促すのではなく、既存事業のWebメディア「楽天ぐるなび」を通して培った加盟店との関係性を武器に、GURUNAVI FOODHALL WYEのコンセプトとマッチする飲食店へ声を掛ける。「GURUNAVI FOODHALL WYEは現在、年間3〜5件ほどオープンしているが、できれば年間10件ほどまで増やしたい」と池田氏は話す。
今後はグローバルに展開していきたいと考えているそう。日本食の需要や認知の高まりを追い風に、まずは食の好みが近いアジア圏に事業を広げていく予定だ。まだ構想段階ではあるが、すでに視察をおこなっているとのこと。GURUNAVI FOODHALL WYEが海外でみられる日もそう遠くないかもしれない。