イオングループが「イヴ・ロシェ」ブランドを独占販売 ナチュラル&オーガニックコスメ市場は拡大するか

小木田泰弘(『ダイヤモンド・ドラッグストア』編集・記者)
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8月30日の記者会見では、イオンのヘルス&ウエルネス事業担当責任者の難波氏やウエルシアHDの池野会長が登壇
8月30日の記者会見では、イオンのヘルス&ウエルネス事業担当責任者の難波氏やウエルシアHDの池野会長が登壇

ウエルシア薬局はゴンドラ12本で展開

 「イヴ・ロシェ」ブランドは201911月中旬から関東エリア(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)のイオンリテール70店舗、ウエルシア薬局30店舗、ダイエーの「ボタニカルショップ」5店舗、そしてEコマースで販売を開始する。

  販売開始第1弾は39アイテムで、順次ラインアップを拡充していく。20年には全国拡大し、25年には合計2000店舗で「イヴ・ロシェ」ブランドを展開する計画だ。

 イオンレーヴコスメに30%出資するウエルシアHDの池野隆光会長は次のように話す。

 「日本でナチュラル&オーガニックコスメが求められているのは確かだ。お客さまからの要望も多い。ブランドは多くあるが、価格が高いこととSKU数が少ないことが課題だ。その点、『イヴ・ロシェ』ブランドは、価格はそれほど高くはなく、ラインアップも多いので日常使いができるコスメだと理解している。ウエルシア薬局では30店舗で販売をスタートするが、いずれは全店舗で販売できるよう努力をしていく」

 ウエルシア薬局商品本部化粧品部長の小川美恵氏は「ウエルシア薬局の店ではゴンドラ1本もしくは2本で展開する予定だ。シティ型ドラッグストアのB.B.ON(ビビオン)日本橋店やウエルシアO-GUARD新宿店ではゴンドラ2本での展開になるだろう」と話している。

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