メニュー

日本電産、オムロンから車載電装部品会社買収へ 取得額約1000億円

日本電産
4月16日、日本電産は、オムロンから自動車向け車載電装部品の製造・販売を手掛けるオムロンオートモーティブエレクトロニクス(愛知県小牧市)の全株式を約1000億円で取得する契約を締結したと発表した。写真は都内で昨年7月撮影(2019年 ロイター/Kim Kyung Hoon)

[東京 16日 ロイター] – 日本電産は16日、車載電装部品の製造・販売を手掛けるオムロンオートモーティブエレクトロニクス(愛知県小牧市)を買収すると発表した。買収額は約1000億円。買収により、重点成長事業と位置づけている車載事業を強化する。

オムロンオートモーティブエレクトロニクスはオムロンの100%子会社。センシング・コントロール技術を核とした制御機器やシステム、電子部品などに強みを持っており、2018年3月期の売上高は前年比1.0%減の363億2700万円、経常利益は同59.4%増の10億9200万円だった。今年10月末をめどに全株式を取得する。

日本電産は車載事業を重点成長事業と位置づけており、2020年度の連結売上高目標2兆円のうち、車載で6000億円(17年度2954億円)を稼ぐ目標を掲げている。M&A(企業合併・買収)で1兆円までの上積みを目指す。

今期業績に与える影響については、詳細が確定次第、適切に公表するとしている。
(志田義寧)