1月に台湾進出のロピア、飲食の新業態出店のねらいと今後の戦略
横浜市に中価格帯の
焼き肉店を開業
一方、ロピアは国内の外食事業でも新たな動きを見せている。
eatopiaは、「銀座山科」「小石川中勢以」のほか、22年4月に銀座四丁目交差点角という一等地にある商業ビル内に開業した「山科本店」を運営する(そのほかイタリアンとビストロ業態も展開していたが、無期限休業中と22年12月に閉店となっている)。
このようにこれまで高級業態を出店した同社が22年8月、神奈川県横浜市に中価格帯の焼き肉業態「ギュウトピア」をオープンしたのだ。
「ギュウトピア」が入るのは、横浜市営地下鉄「センター南」駅から南西約100mにあるショッピングモール「港北TOKYU S.C.」5階のレストランフロアだ。同モール地下1階には食品スーパーの「ロピア港北東急SC店」が入ることから同地を出店地に選んだと考えられる。
3つ価格帯の業態で
外食事業を拡大へ
山科社長は中価格帯業態の出店の背景にある、ロピアグループの新たな動きについて次のように語っている「(ロピアグループは)外食事業をより大きくするべく外食の会社を再編する。今後は、高級・中価格・廉価の大きく3つの業態でグループ分けし、ロピアグループがそれをト―タルで持つ体制となる」。このうちeatopiaは高級業態を担う会社となり「アジアに日本の食文化を輸出するためのブランドをつくる拠点となることをめざす」という。