20年前からOMOを志向!ブランド古着「ラグタグ」の存在感が高まっている理由

油浅 健一
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ワールド傘下でさらに際立つ立ち位置

ティンパンアレイ
ティンパンアレイの平野大輔社長

 2018年にはワールドグループの傘下となり、子会社となった。ワールドのリユース商品の取り扱いは現在数パーセント程度とのことだが、グループ内に新品、オフプライス、リユース販売の体制が整っていることは、同社の方針をさらに際立たせ、ビジネスを推進することになるだろう。なお、ワールドのオンラインサイト内にもラグタグの「オンラインストア店」がオープンしている。

 古いものに新たな価値を植え付けて、循環させるーー。

 競合が続々と参入してくる中で、同社のリユースとの向き合い方は取り扱いブランドへのこだわりが凝縮されており、強い独自性がある。

 またリユースの可能性をとことん追求するスタンスは、社会の風潮とも合致しており、低迷するアパレルの未来を切り開く突破口となるポテンシャルを存分に秘めているといえそうだ。

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