シダックスに出資へ、オイシックス・ラ・大地の次のターゲットはB2B領域!
シダックスに80億円を出資へ!
なお、オイシックス・ラ・大地は6月29日、80億円を投じ、給食大手シダックスの優先株を投資ファンドから取得すること発表した。取得時期は22年8月下旬から9月上旬をめどとし、普通株転換時の持分比率は26.5%になる見通しだ。
カラオケボックス運営事業のイメージが強いシダックスだが、同事業は18年に「カラオケ館」運営のB&Vに売却しており、現在は給食事業を主力とする。22年3月期の連結売上高は1155億円で、営業利益は24億円となっている。
オイシックス・ラ・大地は提携の理由について、シダックスが手掛ける各種事業(特に、医療施設、高齢者施設、保育園、事業所などに向けた集団給食事業を含むフードサービス事業)との業務提携の検討を加速するためとしている。オイシックス・ラ・大地が今期に推進するとしているB2Bサブスク事業とのシナジー創出が期待される。
B2C事業ではすでに一定のブランドを築いたオイシックス・ラ・大地は、次なるTargetであるB2B領域をどのように攻略していくのか。シダックスとの協業のゆくえに注目だ。