スギHD、通販のスクロールと業務提携、商品を相互供給
ドラッグストア大手のスギホールディングス(HD)は2月21日、通販のスクロール(浜松市、旧ムトウ)と業務提携すると発表した。医薬品や健康食品、衛生用品、プライベートブランド(PB)の化粧品など、ヘルスケア商品を中心に商品を相互供給する。
スクロールは東証1部上場で、カタログ通販が中心だったが、近年はM&A(合併・買収)などを通じてEC(インターネット通販)も強化している。女性向けアパレル商品や日用雑貨を中心に、グループ全体では海外ブランド品や健康食品、化粧品、食料品も取り扱っている。高齢化による需要拡大を想定して、特に一般用医薬品や健康食品の取り扱いを広げている。
両社は今後、商品の相互供給のほか、事業運営に関するノウハウの共有やヘルスケアに関する新規ビジネスの共同開発も検討する。
スギHDは、関東・中部・関西・北陸で1470店舗以上を展開、2022年2月期は売上高6250億円を見込む。一方、スクロールは22年3月期に売上高800億円を予想する。