生成AIは小売をどう変えるか?
Open AI社が2022年に公開した「Chat GPT」をはじめ、生成AIの登場と浸透は、世界の産業界に絶大なインパクトを与えています。なかには「インターネットを凌駕する技術革新」と指摘する声も聞かれるほど、われわれの生活に大きな進化をもたらす存在として注目を集めています。
では、流通ビジネスにフォーカスしたとき、生成AIはどのような変革を巻き起こすことになるのか。店舗や売場づくり、商品開発、日々の業務、そして買物そのものはどう変わっていくのでしょうか。
本書は、そんな流通ビジネスにおける生成AIの活用可能性について論じた一冊です。著者は、長年「リテールDX」の実現に向けて業界をリードしてきたトライアルホールディングスのCDO(最高デジタル責任者)であり、Retail AIのCEOも務める永田洋幸氏。同氏初の著書となります。
そもそもなぜ生成AIの活用が必要なのか。どのようにアプローチすべきなのか。そのために必要な組織体制とはどのようなものか。そして生成AIの仕組み、流通ビジネスに活用するうえで習得すべき知識とは。すでに生成AIの活用をスピーディに進めているトライアルグループのDX領域を統括する永田洋幸氏が、具体的なケーススタディを成功例や失敗も包み隠さず交えながら徹底解説します。
もはや生成AIは一過性のブームと切り捨てることはできません。むしろ、今から生成AIに関する知識と流通ビジネスへの活用域を知っておく必要があります。現時点ではほとんど類のない、「生成AI×流通ビジネス」に特化して論じた本書をぜひご精読ください。
目次
第1章 生存戦略としての「リテールDX」
第2章 新しいテクノロジーとの向き合い方
第3章 生成AI活用の道筋
第4章 「ナッジ」の重要性
第5章 DX実現に欠かせない「エコシステム」
書籍情報
著者 永田洋幸(トライアルホールディングス取締役CDO/Retail AI代表取締役CEO)
発売日 2023年12月13日
価格 1980円(1800円+税)
ページ数 176ページ
ISBN 978-4478090879