誰とも違うこと
『ダイヤモンド・チェーンストア』誌への誌名変更第一号はいかがでしたでしょうか? 特集のテーマである「ウエルネス」(健康寿命延伸に関わる一切合切)は、万人の希望であり、国策でもあるため、次の20年間、全産業から注目されること請け合いです。市場は限りなく巨大です。
「ストア・オブ・ザ・イヤー2015」も決定しました。記載のとおり、第一位は広島県福山市に本部を構えるエブリイ(広島県/岡﨑雅廣社長)の「鮮DO! エブリイ海田店」でした。飛ぶ鳥を落とす勢いの同社は絶好調。2015年6月期中間期決算における売上高は294億7900万円(対前期比25.8%増)、営業利益13億200万円(同73.7%増)、経常利益13億2700万円(同69.7%増)、既存店売上高は同11.2%増。既存店売上高は、消費税増税が実施された14年4月を挟んで14カ月連続で前年を超えています。
エブリイの強みは「誰とも違うこと」。加工食品や日配食品は多少欠品があったとしても、省力化を徹底。その分、生鮮食品や総菜、菓子などを強化することでメリハリをつけています。
「ウエルネス」の分野においても成功するのは、きっと誰とも違う独自性を持つ企業。やがて現れるであろうこの分野のリーディングカンパニーの取材に、今からわくわくしています。
『ダイヤモンド・チェーンストア』誌2015年4月1日号
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