神戸物産、ニューヨークに進出する
神戸物産(兵庫県/沼田博和社長)グループは、2014年9月17日にアメリカニューヨークマンハッタンに和食レストラン「しゃぶしゃぶ神戸」1号店をオープンする。
出店場所は、ニューヨークマンハッタン3W36st。店舗面積555㎡、約200席を用意する。海外で提供される「和食」のあり方に一石を投じ、しゃぶしゃぶ、寿司、天ぷらや日本の居酒屋メニューも取り入れた本物の和食を楽しめるスペースとして具現化するという。
同グループは、遡る2014年8月、ニューヨークマンハッタン77レキシントン角地に地上4階。地下1階、ビル総面積557㎡の「業務スーパーUSA本部」を開設している。
今後は、フランチャイズシステムを活用し、アメリカ国内で外食店、業務スーパー、総菜事業などを展開。スケールメリットの享受に努める。
2014年12月にはニューヨークブルックリン39フェリスst.に土地面積1820㎡、建物面積455㎡の自社物流センターを開設予定。2015年2月には「しゃぶしゃぶ神戸 Edge」をニューヨークブルックリンN 65st.に開業する計画だ。こちらの店舗面積は827㎡、席数は350とさらに大きなものとなっている。
さらに2015年4月には「しゃぶしゃぶ神戸 70 PINE」店(店舗面積800㎡、約300席)と「業務スーパー 70 PINE」を総菜の「グリーンズK」と「日本食品館」を併設する形で開業。そして2015年中には、ニュージャージー州に食品加工工場を建設する計画だ。
神戸物産は「日本最大の6次産業」企業を謳い、製配販一体体制の元、消費者に「プロの品質」「食の安全」を提供する流通企業。現在はフランチャイザーとして、プロ用食材店の「業務スーパー」を679店舗、また800店舗のレストランを運営。2013年10月期の連結売上高は1794億9900万円(対前期比14%増)、経常利益は40億1200万円(同14.8%減)を計上する。
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