足元を見つめ直してみれば

2014/01/14 08:15
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 私鉄沿線にある今の自宅に転居して、10年余り。ここから半径約1kmの商環境を振り返ってみると、実に多くの店舗が撤退している事実に驚かされる。

 

 アットランダムに記してみると、ドン・キホーテ、ライフ、コープとうきょう、サンクス、サークルK、ミニストップ、ショップ99、セブン‐イレブン(リプレース)、情熱空間(ドン・キホーテのコンビニエンスストア)、マクドナルド、ジョナサン、ロイヤルホスト、オリジン弁当、宝船(家具)、オートバックス(リプレース)。そして、我が家から徒歩0分の酒屋は店舗規模を半減させた。

 

 その一方で出店も多い。

 こちらも記憶の蘇るままに記していくと、イトーヨーカドー食品館、京王ストア、京王ストアキッチンコート、スギ薬局2店舗、クリエイト薬局、アルペン、洋服の青山、ローソン、ファミリーマート、まいばすけっと、リンガーハット、そして今春にはオーケーストアがオープンする。

 

 これらをカウントしてみると、出店数は15(期中出店・退店したものも含む)、退店数は16――。

 この間、西友2店舗、サミット2店舗、オオゼキは、元気に営業を続けている。

 

 店舗を利用する側としてみれば、目まぐるしい出退店は不便になったり便利になったりの繰り返し。各店舗の価格政策は、ディスカウント型も高質追求型もあり、TPOに応じて、それぞれ使い分けているけれども、私自身の傾向としてはディスカウンターを利用する頻度が多いような気がする。

 

 そして、こういう仕事をしていると、つい話題のエリアや店舗に目を奪われがちだ。

 だが、自分の足元にも積極的に目を向けてみたい。全国的に競争は激化しており、出入りの激しい業界になっていることに改めて気付かされるからだ。
 

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