野菜ソムリエが伝授!意外に知らない冬野菜の選び方とおいしい食べ方
③ネギ
ネギは、白い部分にツヤがあり、緑の部分が鮮やかなものを選びましょう。全体に張りがあり、まっすぐで硬さがあるものが新鮮です。
冬場のネギは寒さにより糖分が増加し、葉の内側にぬめりのあるゼリー状の物質が蓄積されます。この独特のぬめりを生かすには、表面を強く焼いて中を蒸し焼きのような状態に仕上げるのがポイントです。ぶつ切りにしたネギを表面に焼き色がつく程度まで焼き、生醤油をたらすだけでネギの甘さを引き出せます。

④ブロッコリー
ブロッコリーは収穫してからも成長するので、蕾が硬く詰まっていて濃い緑色をしているものを選びましょう。茎が太くてみずみずしいものが新鮮です。
2~3月のブロッコリーは最も味が良くなり、栄養価も高くなります。ほかの季節に比べて柔らかく火が通りやすいので、加熱時間を少し短くします。小房に分けてから、水につけて汚れを流し、茹で時間は1分から1分30秒が目安です。少し食感のあるブロッコリーは、噛むことでさらに甘みを強く味わえます。また、電子レンジ(500W)で2〜3分を目安に加熱すれば、栄養の損失を抑えることができます。

冬野菜は、この時期にしか味わえない特別な甘さや栄養が詰まっています。それぞれの野菜の特徴を知り、野菜売場での選び方から食卓での楽しみ方まで、より充実した冬の食生活に生かしてください。




