鈴木君子店長の接客に感心しました

千田 直哉 (株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア編集局 局長)
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 いちやまマート(山梨県/三科雅嗣社長)のグループ会社、美味安心(神奈川県/岩下均社長)「美味安心 中目黒店」(東京都)に行った。

 2009年12月9日に開業。売場面積15坪に同社のPB(プライベートブランド)「美味安心」を約200SKUを集めたアンテナショップだ。日配品、調味料、菓子、飲料などが所狭しと並んでいる。

 猛暑日の夕刻に一般の客として入店すると、鈴木君子店長が「暑いですね。アイスティーでも飲みますか?」と声を掛けてきた。あまりにも自然だったので、つい「いただきます」と返答。すると、小さなカップに注いだアイスティーを差し出してくれた。

 飲めば、カップにはいくつかの氷片が入っているという気の配り様で、まったくの冷かしの訪問であったのだが、何か買ってみようという気になった。

 5分ほど店内を回って、レジに運んだのは、「こんがりカシューナッツ」(399円)、「なめたけ」(349円)、「野菜つくね」(329円)の3品。素材を厳選し、産地や味などにこだわった「安心・安全」な原料を使用しており、製造方法にもこだわっているというだけに商品の割高感は否めない。

 しかし、精算しながら、鈴木店長は決して出しゃばるのではない姿勢で、1品1品の食べ方のポイントや味を説明してくれ、なぜ割高なのかをしっかり教えてくれた。

 「美味安心」には感心したのだけれども、それ以上に鈴木店長の気持ちの良い接客に感激しながら帰路に就いた。

 企業は人だよなあ――。

 <追記>

 いちやまマートの「美味安心」は、紅屋商事(青森県)、スーパーマーケットマルイチ(岩手県)、おーばん(山形県)、駅前ストア(宮城県)、いちい(福島県)、キクチ(福島県)、オータニ(栃木県)、セイミヤ(茨城県)、九州屋(東京都)、サカガミ(東京都)、よしや(東京都)、フードハウス大野屋(神奈川県)、高橋商店(千葉県)、ナガヤ株式会社(静岡県)、ヤマナカ(愛知県)、アルビス(富山県)、ヒラキストア(富山県)、山成商事株式会社(石川県)、ファミリーストアさとう(岐阜県)、西山寛商事株式会社(京都府)、大近(大阪府)、ヤマダストアー株式会社(兵庫県)、協同組合丸合(鳥取県)、天満屋ストア(岡山県)、ウシオ(島根県)、ニチエー(広島県)、ユアーズバリュー(山口県)、キョーエイ(徳島県)、サンシャインチェーン本部(高知県)、トキハインダストリー(大分県)、タイヨー(鹿児島県)などでも購入することが可能です。

記事執筆者

千田 直哉 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア 編集局 局長

東京都生まれ。1992年ダイヤモンド・フリードマン社(現:ダイヤモンド・リテイルメディア)入社。『チェーンストアエイジ』誌編集記者、『ゼネラルマーチャンダイザー』誌副編集長、『ダイヤモンド ホームセンター』誌編集長を経て、2008年、『チェーンストアエイジ』誌編集長就任。2015年、『ダイヤモンド・ドラッグストア』誌編集長(兼任)就任。2016年、編集局局長就任(現任)。現在に至る。
※2015年4月、『チェーンストアエイジ』誌は『ダイヤモンド・チェーンストア』誌に誌名を変更。

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