左利きの人が増えているような気がします
左利きの人が増えているような気がする。
世界的には、全人口の10%前後という数字が常識になっているようだが、私の周囲にも結構多いし、テレビのタレントにも左利きがごろごろしている。
昭和時代の日本では、左利きは親から矯正されたものだ。
確かに当時の日本では、ハサミやカッター、駅の改札、自動販売機、シャツのポケットなど左利きで社会生活を送るのは明らかに不利――。親心は痛いほどわかる。
ところが、最近の状況は一変しているようで、左利き用グッズも良く目にするようになった。
夏休みに訪れたワイナリーでは、左利き用の抜栓器具が普通に販売されており、需要の小さくなさを実感させられた。
左利き向け用グッズは、“ロングテール”を持つ必要性がありそうなので、インターネットショッピングとの親和性がありそうだが、フェリシモ(兵庫県/矢崎和彦社長)がホームページの中で「左利きグッズ」特集を組んでいるくらいで、大手資本の本格参入はいまのところなさそうだ。
ただ、もし、潜在需要が日本の人口の10%だとするならば、もう少し真剣に取り組む企業が出てきてもいいだろう。
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