イチロー選手とシャラポア選手の“ルーチン”
実は、9月27日(月)に有給休暇を取って、「東レ パン・パシフィック・オープン・テニストーナメント2010」を観戦に行った。
外は生憎の雨天だったが、インドアの有明コロシアムでは熱戦が繰り広げられ、あの伊達公子選手がロシアのマリア・シャラポア選手を破った試合を観ることができた。
30代最後の日の試合を勝利で飾った伊達選手の体調管理と達観したような落ち着いた試合運びは、本当にすごいと称賛に値するが、敗れたシャラポア選手の“ルーチン”も勉強になった。
シャラポア選手は、試合中にどちらかのポイントが決まると、すかさず相手に背中を向け集中して、次のポイントに備えてから、コートに戻る。それを試合中繰り返し、集中力を高めているのだ。
テニスでは、サーブを打つ前にボールを地面に2バウンドさせたりする“ルーチン”をこなすプレイヤーは数多い。
しかし、シャラポア選手のように、随時1ポイントごと、というのは珍しい。
同じことをしているのは、大リーグ、シアトルマリナーズのイチロー選手だ。
イチロー選手は8番バッターが打席に入ったところで、グローブを手にはめ、自分が打席に立つまでの“ルーチン”を1つずつこなしていく。自分の打順が回ってきたときに、最高のコンディションで集中できるようにしていることはあまりにも有名だ。
2人の活躍を観るにつけ、“ルーチン”の効果ははっきりしていると言えそうだが、自分を振り返るに、仕事、日常生活、趣味…むむっ、何もない!
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