小売業向けIT(リテイルテクノロジー)にはまだまだ潜在性がある

2010/08/12 19:33
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 本日から2日間、パソコンを操作できなくなりますので、12日~13日のブログをまとめて更新しました。毎日午前0時を過ぎると開けるようになっております。ぜひ、お読みください。以下は、8月12日分のブログです。

 

 多くの小売企業のトップは、IT(情報テクノロジー)化には前向きな姿勢を見せているものの、「ITは高尚なもの」「大手企業のもの」ととらえてしまい、“食わず嫌い”であることが少なくない。

 ITと聞いただけで、アレルギーを起こし、横文字や専門用語の多さから、理解するのは難しいものと勝手に決め込んでいる。

 

 確かに、ITの専門誌やITメーカーのカタログは不親切きわまりないものも少なくない。ITの門外漢ともいうべき人間が、一気に細部まで理解することは不可能に近い。IT辞典を横目で見ながら、読み進めたとしても理解できないものが多いのが現状だ。

 

 その意味では、小売業のIT化がなかなか進まないのは、小売業トップの“喰わず嫌い”だけでなく、ITのメーカーやベンダーサイドにも問題はあると言えるだろう。

 IT専門家集団である彼らにとっては、難解ともいうべきカタカナ、アルファベットの専門用語が日常として定着しており、どこまでかみ砕いて説明したら良いのかさえ、分からなくなっている。

 高度なIT機器を社内に豊富に備えてはいるが、マーケティング力や提案力に不足に起因して、MOT(技術経営)につながっていないようなところがあるので、リテイルテクノロジー市場の潜在性を開拓しているとは言えない。

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