雑誌を破り読む

2011/10/24 09:35
千田 直哉 (株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア編集局 局長)
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 昨日は、単行本の読書方法について書いた。

 しかし、読書とは、単行本を読むことだけを意味するのではない。

 雑誌や新聞を読むことも立派な読書であり、新しい情報を入手するにあたっては『チェーンストアエイジ』誌のような雑誌の方が効果的だろう。

 そして雑誌の読み方も人それぞれだ。

 グラビアページを10分以上眺めている人もいれば、お気に入りの作家の連載から読みだす人、マンガから取り掛かる人など、実にバラエティに富んでいる。

 『チェーンストアエイジ』誌の場合は、バックナンバーが揃っていることにも意味があるから、保存して何度も読んで欲しいところだが、週刊誌や新聞などの場合は、「破って読む」という手段もある。

 実は流通のトップには、破り読みをしている人が少なくない。

 ある企業のトップは、旅行中に、興味のあるいろいろな週刊誌を購入しては、まず眺めて、自分の参考になりそうなページや話の材料になりそうなページを破って、クリアファイルに入れていた。

 持ち帰ってスクラップブックに貼り付けるのだという。

 また雑誌ではないけれども、別の経営者は分厚い単行本を3分割して、軽量化してからパーツごとにバッグに入れて読んでいた。

 同じ破り読みでも、手法は多岐にわたっており、個性があることがわかる。

記事執筆者

千田 直哉 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア 編集局 局長

東京都生まれ。1992年ダイヤモンド・フリードマン社(現:ダイヤモンド・リテイルメディア)入社。『チェーンストアエイジ』誌編集記者、『ゼネラルマーチャンダイザー』誌副編集長、『ダイヤモンド ホームセンター』誌編集長を経て、2008年、『チェーンストアエイジ』誌編集長就任。2015年、『ダイヤモンド・ドラッグストア』誌編集長(兼任)就任。2016年、編集局局長就任(現任)。現在に至る。
※2015年4月、『チェーンストアエイジ』誌は『ダイヤモンド・チェーンストア』誌に誌名を変更。

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