あの文豪も過ごした青森・弘前の市場「虹のマート」で地元の味を堪能
地元住民でにぎわう「虹のマート」
やってきたのは「虹のマート」。1956年開業の、おもに生鮮食品を扱う店舗が入居する市場だ。バスターミナルの向かいにあるものの、時間帯のせいか、前の道にはあまり人は歩いていない。

しかし市場に入り、驚いた。
多くのお客で賑わいまくっていたからだ。青果店、鮮魚店、総菜店はじめ、多種多様な店舗が集積し、見て回るだけでも飽きない楽しい雰囲気。来ているのは、一部には観光客の姿もあるが、大半は昔から通い慣れているベテランのお姉さま方だ。

施設内には無料の休憩コーナーがあり、そこで市場内で買ったものを食べられる。

あちこち回遊し、まず買ったのは鮮魚店に並んでいた海鮮丼。マグロ、ホタテ、イクラのほか、天然の特大赤えびも入っている。フタを開けるとこんな感じ。どうです、おいしそうでしょう。

少し醤油をかけ、まずはマグロから。いやぁ、これはたまらん。ご飯を一口頬張った後、赤えび、ホタテ、そしてごはんを食べた。おいしさのあまり箸の動きが制御できなくなり、味わいながらもすぐに完食した。

やや小ぶりの丼だったため、あと一品、何かを食べられそうだ。再度、あちこちを巡り、発見したのは麺専門店。一角が飲食ゾーンで、食事ができるようになっている。壁にメニューが並んでおり、そのうち「津軽 幻のそば」を注文した。

最高に食欲を喚起する見た目である。テーブルにあった一味を適度にかけ、いただく。うん、おいしい。つゆもあっさりとしており、京都人の私の舌にも合う。これもどんどん食べ進め、完食した。
満腹である。弘前市、とてもいいところだった。機会があれば、またゆっくり来てみたいと思った。








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