スギHD、中間決算は2ケタ増収・2ケタ増益


スギホールディングスが展開するスギ薬局の看板
〔写真説明〕スギホールディングスが展開するスギ薬局の看板(時事通信社)

 スギホールディングス(愛知県)が10月9日に発表した2026年2月期第2四半期決算(連結2025年3月1日~8月31日)は、売上高が前年同期比20.9%増の5,001億7,200万円、営業利益が16.8%増の236億9,600万円、経常利益が12.9%増の242億3,600万円となり、前年同期同様、2ケタ増収・2ケタ増益を達成した。

 物販領域では、関東・中部・関西へのドミナント出店を推進するとともに、新店の早期立ち上げやエリアのニーズに応じた改装、インバウンド需要の獲得強化に取り組んだ。また、DXの活用により、顧客ごとの購買データに基づいた販促施策、専門性を活かしたカウンセリング販売、店舗運営の効率化を推進することで、売上と利益の拡大を図った。

 調剤領域においては、調剤室および待合室の拡張・改装を進めながら、高度な専門性を要する処方せんの応需体制を強化するため、連携する医療機関を増やして売上基盤を拡充。また、人員配置基準の見直しやアプリを活用した調剤DX化を進め、生産性の向上にも取り組んだ。

 店舗の出退店では、55店舗の新規出店と31店舗の閉店を実施し、調剤薬局70店舗を取得。併せて、138店舗の改装を実施することで、既存店舗の競争力を強化。中間期末の店舗数は2,279店舗まで拡大した。

 売上総利益は23.9%増(300億1,700万円増)の1,557億4,800万円で、売上総利益率は0.76ポイント改善して31.14%まで伸長。販管費は25.2%増(266億700万円増)の1,320億5,100万円となったが、売上総利益の増加分が販管費増加分を吸収し、営業利益は34億1,000万円増加した。

 2026年2月期の連結業績については、売上高で14.5%増の1兆50億円、営業利益で15.1%増の490億円、経常利益で20.3%増の505億円を予想。売上高は1兆円超えを達成する模様。

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