PLANT、第3四半期決算は減収で利益は後退


 PLANT(福井県)が7月25日に発表した2025年9月期第3四半期決算(非連結2024年9月21日~2025年6月20日)は、売上高が前年同期比1.3%減の723億1,700万円、営業利益が10.1%減の15億5,700万円、経常利益が9.4%減の16億5,600万円となり、前年同期の増収・大幅増益から一転、減収減益となった。

 不動産賃貸料収入を除く売上高は、フーズが2.7%減の482億1,800万円、雑貨が5.4%減の173億円、ガソリン・灯油が27.3%増の64億8,900万円。

 客数回復を目指した価格強化や積極的な商品製造・売場展開に伴いロスが増加し、集客力のあるガソリンは価格強化を行ったが、売上高構成比の上昇によって売上総利益率が低下。売上総利益は2.4%減の165億2,900万円、売上総利益率は0.27ポイント低下して22.86%となった。

 販管費については1.5%減の149億7,100万円に圧縮されたが、売上総利益の減少が営業利益1億7,500万円減につながった。

 第3四半期累計期間、重点的に取り組んだのが収益力の強化で、営業利益率3%以上(第3四半期末2.15%)の早期達成を目標に、価値あるPB商品の開発強化や、販売や宣伝との連携「商販宣の連携」による価値の発信を強化する取り組みを進めた。

 また、人口減による人手不足・労働単価上昇への対応として、機械化などによる業務の合理化を推進。その一環として全23店舗でセルフレジ導入を完了させ、人件費の削減を図った。精肉部門では、チャンスロス・廃棄ロスの削減や店舗での作業時間短縮のため、2024年10月にプロセスセンターを稼働させている。

 2025年9月期の業績については、売上高で1.1%減の974億6,500万円、営業利益で15.4%減の18億円、経常利益で15.5%減の19億円を見込み、減収、2ケタ営業・経常減益、純利益は269.2%増の13億5,000万円で着地する模様。

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