ローソン、東京都豊島区のグリーンローソンに「炒める」機能に特化した調理ロボを導入

ローソン(東京都)は7月22日、東京都豊島区の「ローソン北大塚一丁目店(グリーンローソン)」に、TechMagic(東京都)が開発した“炒める”工程に特化した調理ロボット「I-Robo 2」を導入する。
同社は2025年6月、からあげクン専用の揚げ調理ロボットを導入した「Real×Tech LAWSON」1号店(ローソン高輪ゲートウェイシティ店)を開業しており、今回の導入はそれに続く第2弾となる。
「I-Robo 2」は、強火を必要とする炒飯や野菜炒めなどのメニューに対応し、熟練の職人による鍋さばきを研究して開発された。注文後、専用タッチパネルに表示される手順に従って材料や調味料を投入すると、炒め・混ぜ・自動洗浄までを一貫して自動で行う。調理時間は約1分半〜2分半で、商品は出来たての状態で提供される。
今回の導入によって提供されるのは、「炒飯」「野菜炒め」をベースにトッピング違いを含めた全14品。これまで油調と電子レンジ調理に限られていたローソンの店内厨房に、“炒める”という新たな調理工程が加わることで、メニューの幅が大きく広がる。
ローソンは、全国の約7割にあたる約9,600店舗で、店内厨房による弁当・惣菜の調理を行う「まちかど厨房」を展開。さらに2021年からは、デリバリー専用商品の提供に特化した「ゴーストレストラン」も開始し、2025年6月末時点で、北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・九州の1都1道2府12県、約700店舗に導入している。
同社は今回の調理ロボ導入により、出来たてメニューの拡充と店舗オペレーションの省人化・省力化を推進。2030年度までに、2024年度比で日販30%アップ、オペレーション30%削減を目指すとしている。





コンビニ決算2025 苦境のセブン、好調のファミリーマートとローソン


