コスモス薬品、本決算は売上高が1兆円を突破

コスモス薬品(福岡県)が7月11日に発表した2025年5月期決算(連結2024年6月1日~2025年5月31日)は、売上高が前期比4.8%増の1兆113億9,000万円、営業利益が28.3%増の404億400万円、経常利益が25.8%増の431億6,000万円、当期純利益が26.7%増の309億7,800万円となり、売上高で1兆円超え、利益で2ケタ増を達成した。
連結財政状態は、総資産が482億900万円増の5,247億5,500万円、純資産が260億2,100万円増の2,574億6,300万円、自己資本比率は0.5ポイント改善して49.1%となった。
連結会計年度は、さらなるローコストオペレーションを追求し、高品質な商品を可能な限り低価格で販売することに努めた。
出店については、自社競合による一時的な収益性の低下も厭わず、次々と新規出店を実施。新商勢圏への店舗網拡大も図った。関東地区には31店舗、中部地区に27店舗、関西地区に15店舗、中国地区に11店舗、四国地区に10店舗、九州地区に26店舗、合計120店舗を新たに開設し、スクラップ&ビルドにより1店舗を閉鎖。連結会計年度末の店舗数を1,609店舗まで拡大した。
販売状況では、構成比が61.2%と最も高い「一般食品」が6.2%増の6,190億8,200万円に伸長。これに続き、構成比が14.9%の「雑貨」が1.5%増の1,509億9,600万円、構成比13.9%の「医薬品」は2.9%増の1,406億3,900万円となった。
売上高が前期より464億100万円増加したことに加え、売上総利益率が約1.6ポイント改善して21.09%まで高めたことから、売上総利益は249億7,600万円増の2,132億8,100万円に伸長。販管費は160億7,300万円増えて1,728億7,700万円としたが、営業利益は前期より89億30万円増加した。
2026年5月期の連結業績については、売上高で4.5%増の1兆570億円、営業利益で0.2%増の405億円、経常利益で0.1%増の432億円を予想した。





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