スギHD、第1四半期決算は20%超の増収・増益

スギホールディングス(愛知県)が7月10日に発表した2026年2月期第1四半期決算(連結2025年3月1日~5月31日)は、売上高が前年同期比22.1%増の2,454億円、営業利益が27.9%増の110億円、経常利益が24.1%増の113億円となり、前年同期の2ケタ増収・増益を上回る伸びとなった。
第1四半期、調剤領域では、調剤室と調剤待合室の拡張改装を実施し、高度な専門性を必要とする処方せんの応需体制を強化。売上基盤の増強を図った。さらに、薬剤師の専門教育の充実や訪問調剤の展開拡大を通じ、かかりつけ薬剤師・薬局の推進にも努めた。
物販領域においては、関東・中部・関西へのドミナント出店を推進するとともに、スギ薬局アプリ会員の獲得と販促施策を強化。また、新店の早期立ち上げにも注力したほか、既存店舗では、インバウンド需要の獲得強化、店舗立地に合わせた改装、販促の充実によって、売上の増加を図った。
店舗の出退店については、25店舗の新規出店と13店舗の閉店を実施したほか、M&Aにより9店舗を取得。併せて69店舗の改装を実施することで、既存店舗の競争力強化を進めた。第1四半期末の店舗数は2,206店舗で、2025年2月期末から21店舗増加した。
売上総利益は26.0%増(156億1,600万円増)の756億300万円、販管費が25.7%増(132億1,600万円増)の645億9,700万円にとどまったことで、営業利益を前年同期より23億9,900万円増やした。
2026年2月期の連結業績については、これら業績を踏まえ業績予想を修正、売上高で期首予想から0.5%増の1兆50億円(前期比14.5%増)、営業利益で同2.1%増の490億円(15.1%増)、経常利益で2.0%増の505億円(20.3%増)を見込んでいる。





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