カンセキ、本決算は売上高・利益とも回復

カンセキ(栃木県)が4月10日に発表した2025年2月期決算(非連結2024年3月1日~2025年2月28日)は、売上高が前期比0.5%増の365億5,200万円、営業利益が5億3,800万円、経常利益が4億7,600万円、純利益が5億1,800万円となり、利益については前期の損失から回復して増益に転じた。
総資産は242億7,600万円、純資産は61億6,300万円、自己資本比率については1.2ポイント改善して25.1%まで高めた。
ホームセンター事業は、創業50周年記念の販売促進効果で日用品、園芸用品、住宅関連用品の売上が好調に推移。防犯意識の高まりから防犯関連商品や、冬の冷え込みが強かったことで暖房器具類もよく動いたが、50周年記念の販売促進策を強化した結果、部門構成比が変化し、ポイント付与率が上がったことから売上総利益率が低下。
各種経費の見直しなどを行いセグメント利益の確保に注力した。これらの施策を受け、ホームセンター事業の営業収益は0.8%増の159億6,500万円、セグメント利益で0.7%増の4億900万円と回復した。
また、WILD-1事業の営業収益は6.4%減の92億6,000万円、セグメント利益は前期の損失から回復して2,400万円を計上。専門店事業の営業収益は6.5%増の114億7,900万円、セグメント利益は15.6%増の9億3,100万円と伸長した。
2026年2月期の業績については、売上高で1.2%増の370億円、営業利益で2.1%増の5億5,000万円、経常利益で47.6%減の2億5,000万円を予想している。






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