イオン、イオンモールとイオンディライトの完全子会社化を発表

イオン(千葉県)は2月28日、イオンモール(千葉県)と株式交換による完全子会社化に向けた協議を開始する旨の基本合意書を締結した。また、イオンディライト(大阪府)の完全子会社化に向けた普通株式及び新株予約権を金融商品取引法による公開買付けにより取得することを決定した。
イオンは2030年のありたい姿として「『イオンの地域での成長』が『地域の豊かさ』に結び付く、循環型かつ持続可能な経営」を目指している。この実現に向け、2021~2025年度の中期経営計画では5つの変革を成長戦略として掲げ、グループの事業構造改革や事業基盤確立による収益改善を図ってきた。
この事業構造改革の一環として、グループのプラットフォームであるイオンモール、グループのインフラを担うイオンディライトの完全子会社化を実現することで、グループのスケールを活用した両社の事業規模拡大と成長の加速を図り、イオングループ全体の成長につなげる。
加えて、自己資本の増強とキャッシュフローの安定的な創出により、財務健全性の向上を図る。これにより、グループとしての成長領域への投資やM&Aを含むグループポートフォリオの変革につなげ、グループ全体の企業価値の向上を図っていく。
■イオンモールの完全子会社化する方法について(想定)

■イオンディライトの完全子会社化する方法について
