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ヤオコー、第3四半期決算は2ケタ増収・増益で好調維持

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 ヤオコー(埼玉県)が2月10日に発表した2025年3月期第3四半期決算(連結2024年4月1日~12月31日)は、営業収益が前年同期比18.7%増の5,576億円、営業利益が8.5%増の345億円、経常利益が7.1%増の339億円となり、2ケタ増収・増益の堅調な伸びをみせた。

 第3四半期連結累計期間は、5月に武蔵浦和店(さいたま市)、6月に浦和三室店(さいたま市)、9月に久喜吉羽店(埼玉県久喜市)と東鷲宮店(埼玉県久喜市)、10月に川口SKIPシティ店(埼玉県川口市)と渋川店(群馬県渋川市)、11月に新百合ヶ丘店(神奈川県川崎市)を開設し、積極的な出店を推進。

 久喜吉羽店については、ミドル・シニア層をメインターゲットにする北エリアの旗艦店と位置づけた。また、12月には学園前店(千葉市)でスクラップ&ビルドを実施するなど、既存店活性化に向けた取り組みも進めた。

 グループ各社では、エイヴイが神奈川県を中心にドミナントエリアを形成。「圧倒的な低価格」と「徹底したローコスト運営」を基本方針に、10月に平塚店(神奈川県平塚市)を開設。フーコットは「美味しいもの、圧倒的な品揃え、低価格とそれらを支えるローコストオペレーションの徹底追求」を経営方針とし、埼玉県を中心に5店舗を運営。

 また、2024年4月1日付で連結子会社となったせんどうは、千葉県市原市を中心にドミナントエリアを形成し、生鮮食品に圧倒的な強みを持つ食品スーパーマーケットを運営。ヤオコーとともに店舗網拡大に向けて布石を打った。

 連結売上高が18.9%増の5,364億1,100万円と大きく伸長したことから、売上総利益は190億7,700万円増の1,335億7,400万円を計上。営業収入も29億2,600万円増え、営業総利益は220億400万円増加した。販管費は192億9,600万円増えたが、営業総利益増加分がこれを吸収し、営業利益を前年よりも27億800万円押し上げた。

 2025年3月期の連結業績については、営業収益で14.1%増の7,070億円、営業利益で7.1%増の314億円、経常利益で5.6%増の305億円、純利益で2.5%増の187億円を見込み、2ケタ増収・増益を達成する模様。

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