J.フロントリテイリング、心斎橋ビル再開発に参画 2028年末開業予定

J.フロント リテイリング(東京都)の子会社であるJ.フロント都市開発(JFCD/東京都)は1月31日、大阪市高速電気軌道(大阪府)、関西みらい銀行(大阪府)、アサヒプロパティズ(大阪府)と共同で、特定目的会社「心斎橋みらい特定目的会社」へ出資し、心斎橋ビル(旧関西アーバン銀行本社)を取得したことを発表した。これにより、御堂筋を中心とした新たなまちづくりプロジェクトへ参画する。
J.フロント リテイリングは、「地域共栄」を経営戦略の柱の一つに掲げ、札幌、東京、名古屋、大阪、京都、神戸、福岡の重点7都市で既存店舗の強化や商業施設の開発を進めている。
大阪・心斎橋エリアでは、大丸心斎橋店や心斎橋PARCOを運営。また、2026年開業予定の「(仮称)心斎橋プロジェクト」への事業参画に加え、大丸心斎橋店・南館の開発にも関与している。今回の心斎橋ビル取得も、同エリアの商業価値向上を目的としたものだ。
今回のプロジェクトでは、既存建物を解体し、新たに低層の商業施設を建設。ブランドショップの誘致を進め、大阪のシンボルストリート・御堂筋のさらなる活性化を図る。新店舗の開業は2028年末を予定している。
JFCDは、このプロジェクトを通じて、リテール拡張や街のにぎわい創出に貢献する。また、地域企業との連携や、大阪市の都市開発ビジョンと連動した取り組みを推進し、心斎橋エリアのさらなる活性化を目指す方針だ。
【対象不動産の概要について】
ビ ル 名 :心斎橋ビル(旧関西アーバン銀行本社)
所 在 地 :大阪府大阪市中央区西心斎橋一丁目2番4号
敷地面積:2,295.40㎡
延床面積:25,839.08㎡
譲 渡 日 :2025年1月31日(金)




