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ローソン、AIドローンを活用した警察活動の実証実験に成功

実証の様子
実証の様子(ローソン ニュースリリースより)

 ローソン(東京都)は12月23日、AIドローンを活用した警察活動の高度化を目指す「地域防災コンビニ」の実証実験に成功したことを発表した。

 この実証実験は、石川県、石川県警察、KDDI(東京都)と共同で実施し、ローソン店舗の屋根に設置されたドローンが、捜索活動や事故時の初動対応に活用できるかを確認した。

 実証は、能登半島地震からの復興を目指す「石川県とKDDIの包括連携協定」に基づき、「フェーズフリー」をコンセプトに行われた。これは、日常的な警察活動と災害時の対応を区別せず、いずれの状況でもドローンを迅速に活用できる体制を整えることを目指している。

 実験では、ローソン七尾小島町店から行方不明者の捜索現場や交通事故現場を想定した場所へ、AI制御による自律飛行が行われた。ドローンは障害物を回避しながら現場に到達し、搭載されたサーマルカメラや高精度カメラの映像を通じて、石川県警察とKDDIが連携して遠隔で現場確認を行った。この初動対応の結果、警察活動におけるドローン活用の可能性が確認された。

 今後、4者はAIドローンを活用した災害発生時の被災状況確認や日常的な事件・事故への初動対応など、警察活動へのさらなる活用を検討する。この取り組みにより、地域の安心・安全を見守る「地域防災コンビニ」の展開とともに、災害に強い地域づくりを推進し、石川県の「創造的復興」へ貢献していく予定だ。

【各者の役割】

実証の様子(ローソン ニュースリリースより)