ローソン、香川県の8店舗でアバター接客導入の実証実験拡大
ローソン(東京都)は、アバター事業を手掛けるAVITA(アビータ/東京都)と協業し、新たな接客と多様な働き方の実現を目指してデジタル技術を活用したアバターを、11月7日から順次、香川県内のローソン8店舗に導入し、2025年2月末まで実証実験を行う。
今回の実証実験ではFC加盟店での本格的な展開が可能かどうかを検証する。アバターの導入は四国地区の店舗では初めてだ。
同社は、デジタル技術を活用したアバター接客を2022年11月に導入し、2024年11月6日時点で6都府県(東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、大阪府、福岡県)の17店舗で展開している。
アバターオペレーターは、店内に設置されたモニターに投影されるアバターを通じて客とコミュニケーションをとり、接客業務を行う。東京や大阪の自宅などからリモートで勤務し、店内売り場の案内やセルフレジの利用方法などを説明する。
これまでの実証実験では、アバターの導入によりセルフレジ利用率が15%以上向上し、店舗従業員のレジ業務に関わる時間を1店舗あたり平均約1.5時間以上削減できたという。
その結果、お客はスムーズに買い物ができ、店舗では創出された時間を活用してファストフードの作成や商品補充などを行い、より魅力的な売り場づくりを可能とした。