ローソン（東京都）は11月15日、地域の社会課題の解決を目指す「地域共生コンビニ」として、鳥取県八頭町に「ローソン八頭町丹比（やずちょうたんぴ）店」をオープンする。
同店は八頭町と連携し、昨年9月に閉店したスーパーの跡地に出店。通常のローソンの商品に加え、地元スーパー「エスマート」との協力で、野菜や肉、魚などの生鮮食品も取り揃える。
近年、食料品店の減少や郊外型大型商業施設の増加により、買い物が困難になる「食料品アクセス問題」が顕著化している。2020年の調査では、店舗から直線距離500メートル以上離れ、かつ自動車を利用できない65歳以上の高齢者が全国で約904万人、全高齢者人口の4人に1人が食料品の入手に苦労している状況となっている。
八頭町も今後人口減少と高齢化が進むと予測され、2023年9月にはスーパーが閉店しており、買い物がしづらい環境になりつつあった。ローソンでは、コンビニの特徴である小商圏対応力と全国物流網を活かし、スーパーの跡地やこれまで進出できなかったエリアへの出店を進めており、今回の出店が実現した。
同社は今後も、地域社会の課題解決に貢献する「地域共生コンビニ」の展開を積極的に推進していく方針だ。
＜店舗概要＞
店名：ローソン八頭町丹比店（鳥取県八頭郡八頭町北山字下柳縄手57-1）
オープン日時：2024年11月15日(金)午前10時 ※24時間営業
面積 / 駐車場：店舗面積 266.23㎡（80.53坪）、売場面積219.73㎡（66.46坪）/普通車33台、大型車2台
店舗の特長：「エスマート」から調達する野菜・肉・魚などの生鮮食品 約100品目の品揃え