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ベルク、中間期は2ケタ増収も減益

ベルクの外観

 ベルク(埼玉県)が10月10日に発表した2025年2月期第2四半期決算(連結2024年3月1日~8月31日)は、営業収益が前年同期比11.5%増の1,896億円と2ケタの伸びとなったが、営業利益が2.3%減の90億円、経常利益は3.2%減の92億円となり、増収減益で上期を折り返した。

 上期の売上高は11.6%増の1,865億円。徹底的な価格強化が顧客の支持を得て堅調に推移したが、商品調達価格や賃金の上昇に伴うコスト増により、増収減益となった。
 売上総利益率は0.5ポイント低下して27.13%となったが、売上総利益は前年同期比44億1,100万円増の506億700万円となり、営業収入を加えた営業総利益は46億9,100万円増の537億4,300万円を計上。

 一方、販管費については、人件費12.9%増、販売直接費17.2%増、設備費6.1%増、管理費14.7%増で推移。販管費合計で12.3%増(49億300万円増)の447億800万円となり、営業利益は2億1,300万円減の90億3,500万円となった。

 なお、上期に実施した販売政策、商品政策、店舗運営、物流効率化などが計画通りに進捗していることから、引き続き高い収益性を維持する模様で、2025年2月期の連結業績については、営業収益で7.1%増の3,767億円、営業利益で20.8%増の175億円、経常利益で17.8%増の176億円と、増収・2ケタ増益を見込んでいる。